美しい花が開く 工芸茶の魅力とは
2016.06.01

ティーカップに入れると、とても素敵な花をさかせるハーブティーをご存知ですか?

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花が咲くハーブティーとは中国の工芸茶のこと。
この時期にピッタリの華やぐハーブティーです。

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中華料理のお店で、丸く小さいボールのような茶葉をみたことはありませんか?
あれが花の咲くお茶、工芸茶です。
中国のお茶はとても古く長い歴史がありますが、工芸茶は、比較的最近考案されたものです。
それは、見て楽しむ芸術品とまでいわれ、まさにビジュアルを重要視したとても美しいお茶なのです。

この工芸茶に使われる花はカーネーション、キンモクセイ、ジャスミン、千日紅、ローズ、マリーゴールド、ユリ、菊などさまざまなお花たち。
茶葉は一本、一本まとめて木綿の糸で縛られています。
この茶葉のまとめ方がとても大切で、上手にまとめられていないとうまく開くことができないそうですよ。
きれいに整った茶葉にお花を縫いつけてでき上がり。この茶葉の部分にお湯が注がれたときに葉と花が大きく開きます。
花はとても小さいので、茶葉に縫いつけていくのはとても大変だそうです。
このように工芸茶は、職人の手によってひとつひとつ丁寧につくられているのです。

実は、工芸茶には正式な名称がありません。
お店で販売されているものは、それをつくった人の想いや感性で名前がつけられているのです。
例えば、ユリは白百合がよく使われますが、中国では古代宮廷で美容薬膳にも使われていたということで、それに由来した名前をつけたりするそうです。
工芸茶には、ストーリーがあるのですね。その秘密は、きっとお店の人がご存知のはずです。ぜひ聞いてみたいですよね。
今回私がいただいた工芸茶の名前は「悠悠花(ユウユウカ)」。
「太陽を思わせる菊花の上に白い花が雲のようにゆったりと浮かぶジャスミンの花で香りづけた工芸茶」と記されていました。
工芸茶のいただき方は、ガラスポットでいれたり、耐熱ガラスのグラスやカップにそのままいれたりとお好みの方法でどうぞ。
最初に茶器を温めてからいれるというひと手間で、花が開きやすくなります。花が開いたらいただくことができますよ。

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花の咲くお茶、工芸茶はそれぞれのお店のオリジナルです。効能やビジュアルで、好きなものを選んで楽しんでくださいね。


Curator profile: noriko
こころとからだの自然教室coco roomを主宰。ゆるやかな暮らしを実践中。
ナチュラルライフと子どもの学びを中心にライティングしています。